『PEANUTS PARADE BOOK』全29巻(HOLT,RINEHART AND WINSTON社)
出版社:Holt, Rinehart and Winston社
出版された年:1975~86年
サイズ:A4サイズ
入手難易度:☆☆☆~☆☆☆☆☆
おすすめ度:アメリカの年代別コミック本
↑PEANUTS PARADEシリーズ1巻~5巻
↑PEANUTS PARADEシリーズ6巻~10巻
↑PEANUTS PARADEシリーズ11巻~15巻
↑PEANUTS PARADEシリーズ16巻~20巻
↑PEANUTS PARADEシリーズ21巻~25巻
↑PEANUTS PARADEシリーズ26巻~29巻
『PEANUTS PARADEシリーズ』は最初のピーナッツのコミックシリーズ『Rinehart 初期のシリーズ"A NEW PEANUTS BOOK』を出版したHolt,
Rinehart and Winston社が,1975年より始めたシリーズです。
旧シリーズの再版も含むシリーズとなり,また,巻数もつけられました(この巻数はコミックの年代順にはなっていません)。
1984年の28巻『 I'm Not Your Sweet Babboo!』まで続き,2年後の1986年にHenry Holt社から29巻『 The Way of the Fussbudget is Not Easy 』が出版されました。29巻だけデザインが変更され,コミックの日付がそのまま残されたまま収録されています。
1990年よりHenry Holtから『PEANUTS CLASSICSシリーズ』として,このシリーズは1冊をおおよそ2冊に分冊編集され再版されました。しかし,この再編集は不完全でいくつかのストリップが削除されてしまいました。
新刊の本の画像は,『Peanuts Collecer Club』内のDerrick BangさんのHP『PEANUTS Reprint Books』で見ることができます。→こちら
★タイトル一覧
(新刊というのは,旧シリーズの再版ではなく新しいコミックを収録したもののことです。)
巻 | タイトル | |
1 |
Who's The Funny-Looking Kid With the Big Nose? |
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2 |
It's a Long Way to Tipperary |
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3 |
There's a Vulture Outside |
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4 |
What's Wrong With Being Crabby |
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5 |
What Makes You Think You're Happy |
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6 |
Fly, You Stupid Kite, Fly! |
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7 |
The Mad Punter Strikes Again |
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8 |
A Kiss On the Nose Turns Anger Asideo |
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9 |
Thank Goodness for People |
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10 |
What Makes Musicians So Sarcastic? |
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11 |
Speak Softly, and Carry a Beagle |
新刊1974年のコミックを収録 |
12 |
Don't Hassle Me With Your Sighs, Chuck |
新刊1975年のコミックを収録 |
13 |
There Goes the Shutout! |
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14 |
Always Stick Up for the Underbird |
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15 |
It's Hard Work Being Bitter |
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16 |
How Long, Great Pumpkin, How Long? |
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17 |
A Smile Makes A Lousy Umbrella |
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18 |
My Anxieties Have Anxieties |
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19 |
It's Great To Be A Superstar |
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20 |
Stop Snowing on My Secretary! |
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21 |
Summers Fly, Winters Walk |
新刊1976年のコミックを収録 |
22 |
The Beagle Has Landed |
新刊1977年のコミックを収録 |
23 |
And a Woodstock In a Birch Tree |
新刊1978年のコミックを収録 |
24 |
Here Comes the April Fool! |
新刊1979年のコミックを収録 |
25 |
Dr. Beagle and Mr. Hyde |
新刊1980年のコミックを収録 |
26 |
You're Weird, Sir! |
新刊1981年のコミックを収録 |
27 |
Kiss Her, You Blockhead! |
新刊1982年のコミックを収録 |
28 |
I'm Not Your Sweet Babboo! |
新刊1983年のコミックを収録 |
29 |
The Way of the Fussbudget is Not Easy |
新刊1984年のコミックを収録 |
PEANUTS PARADEシリーズと旧シリーズの本との対応表が,PacさんのHPにとても詳しくまとめてあります。見てください。
くわしくはこちら→Pacさんの「スヌーピーの本」
この『PEANUTS PARADEシリーズ』は,最初以前発行されていたシリーズのデザイン一新という形で企画されたのではないのかと思います。 その証拠に最初に出版されたのは,74年のコミックを収録した『SPAEK SOFTLY, AND CARRY A BEAGLE』でした。この本には,「A PEANUTS PARADE」のシリーズ名はなく,旧シリーズの名「A New Peanuts Book」が印刷されていました。また本の中,既刊紹介にも旧シリーズの本28冊が紹介されています。つまり,『SPAEK SOFTLY, AND CARRY A BEAGLE』は旧シリーズの29巻目として出版されたのです。
いろいろあるよん
このシリーズもFawcette Crest社によって文庫化されました。しかし,それ以外にも11巻・24巻についてはいろいろなバージョンの本が作られました。11巻『SPAEK SOFTLY, AND CARRY A BEAGLE』からはハードカバー教科書サイズのWeekly Reader版として2冊の本が作られました。同名の『Speak Softly and Carry a Beagle』と『Thanks For Nothing, Snoopy』という本です。この2冊で元のPEANUTS PARADEの『Speak Softly and Carry a Beagle』の内容となるようです(持っていないのでわかりません)。
24巻『Here Comes the April Fool!』からは次のような本が作られました。
①ハードカバーバージョン/図書館向けなのか,豪華な装丁になっています。元はカバーがあったのかもしれません。
②ペーパーバックバージョン/教科書サイズのペーパーバックです。「YOU'RE BARKING UP THE WRONG TREE SNOOPY!』というタイトルが付けられています。ピーナッツのアニメ絵本を出版していたSCHOLASTIC BOOK社から出版されています。中身はまるっきりPARADE24巻と同じです。
PEANUTS PARADEシリーズはお薦め?
私は洋書のピーナッツコミック本のシリーズの中ではこのシリーズを一番よく見ます。理由は
「本がA5サイズと大きく,また紙質も割といいのでとても見やすい。」
「旧シリーズの内容もこの29冊をそろえれば読むことができる(ただし1952年出版の「Peanuts」だけはPARADEシリーズに再版されていません)。」という2点です。
意外とオークションやネット古本屋さんで入手しやすいというのもこのシリーズのお薦めポイントかもしれません。ただし,25巻から後の巻の入手は厳しいです。ただこの辺りは日本の角川スヌーピーブックス等他の本で同じ内容が収録されています。
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