うちのお母ちゃんは，久しく韓国時代劇にはまっております。
ひまを見て，近所のレンタルビデオ屋さんのゲオで，何枚かまとめて借りてあげてきたのですが，
ドラマに熱中してくると，続きをどんどん見たくなるらしく
「昼間に自分で借りにいきたい」
と思ったらしいのです。
で，先日，一人でよろよろ叔母車を押しながら（うちのお母ちゃんは足が丈夫ででないのです）
ゲオにいったらしいのですが，
「会員カードが作れなかった」
としょんぼりしておりました。
「何を身分証明書で見せたの？」
と尋ねたら，
「戸籍抄本」
という答え。
どうやら，ゲオに行くために公民館で抄本までとったらしい。
抄本なら十分だと思うのですが，顔写真がついたもので証明になるものでないといけないらしいのです。
普通なら免許証で済むのですが，免許をもっていないうちのお母ちゃん。
ゲオのカウンターで意気揚々と戸籍抄本を出した，けなげな姿が目に浮かびます。

ここまでだと，かわいそうなおばあちゃんのお話ですが，
さすが戦前生まれ。
一度の失敗なんか，ものともせず，めげずに今日またゲオに行き，再挑戦してきたようなのです。

そして，なんと念願のゲオ会員カードを作ってきたのです。

何を証明書にしたのか，気になって聞いてみたら
「医大の診察券よっ。これなら写真ついてるから」
・・・・
年寄りって，年寄りならではアイテムがいっぱいあるのね・・・と妙に感心していまいました。

で，１０枚も借りてきた韓国時代劇のブルーレイディスク。

あの・・・おかあちゃん。
うちにはブルーレイプレーヤーがないんだけど・・・。