ピーナッツQ&A年表

チャーリーブラウンとルーシーのフットボールギャグのシリーズはどのくらいありますか?

チャーリーブラウンとルーシーのフットボールギャグのシリーズはどのくらいありますか?

「チャーリーブラウンがルーシーの持っているフットボールを蹴り損なう」というサンデー版のお話は,シリーズ化したお話の中では一番有名でしょう。なんとこのサンデー版のシリーズは1950年代後半に登場して以来,数少ない例外を除いて,すべて9月か10月に毎年1本ずつ登場し,そして1999年まで続いたのでした。その数はなんと43本(つまり43年間!)にもなります。

この下から「フットボールギャグ年表」がはじまります。量が多いので年代ごとに分けてあります。

50年代の
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60年代の
フットボールギャグへ

70年代の
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80年代の
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90年代の
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  • 1950年代のフットボールギャグ

    • 1951年11月14日(水)  チャーリー・ブラウン,フットボールを蹴るのに始めて失敗する。(フットボールギャグ#0)

      フットボールギャグのシリーズの原型ともなるデイリー・ストリップです。なんとルーシーより早く,ヴァイオレットによって始められました。バイオレットは,チャーリーが間違って彼女の手を蹴ってしまうことが心配で,「持ってられないわ!」と最後に叫んで、ボールを引っ込めてしまいます。

      収録本: 『Peanuts』 和書には未収録ですが,『月刊スヌーピー』には掲載されました。

    • 1952年11月16日(日)  ルーシーが初めて,フットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#1)

      この頃ルーシーは,まだチャーリー・ブラウンより幼く描かれています(実際幼かったのですが)。後のフットボールギャグのお決まりの要素がすでにすべてきちんと揃っていました。チャーリーブラウンとプレイスキックをしようとしたルーシーが最後にボールを引っ込め,そして「あなたの靴が汚いんじゃないかって思ったのよ」とコメントするのです。

      こうして登場したフットボールギャグですが,翌年53年には登場せず,56年12月16日のストリップが登場するまで毎年のシリーズにはなりませんでした。

      収録本: 『PEANUTS:A Golden Celebration』 

    • 1956年12月16日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#2)

      ルーシーがフットボールを持って待ち,チャーリーブラウンがそれを蹴ろうとして失敗するという私たちの知っているおなじみのフットボールギャグは,1956年のこのサンデー版のお話から毎年のシリーズになりました。1回の例外をのぞき毎年の9~11月頃のサンデー版に掲載されました。

      「(もう一度挑戦したら)100万ドルあげるわよ。」(ルーシー)――いうまでもなく,彼女はあげませんでしたが。

      収録本: 『You're out of your mind, Charlie Brown』 『ツルコミック17巻』p6

    • 1957年9月22日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#3)

      「私、変わったのよ。信頼できる顔じゃない?」(ルーシー)

      収録本: 『Peanuts Revisited』 『ツルコミック18巻』p8

    • 1958年9月21日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#4)

      「私は誓ってもいいわ。」(ルーシー)そして,最後のコメントは「チャーリーブラウン、あなたの人間性への信頼は、すべての若者への示唆だわ...」でした。

      収録本: 『PEANUTS:A Golden Celebration』 p30

    • 1959年10月04日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#5)

      「あなた,信頼することを学ばなきゃだめよ。」(ルーシー)そして,最後のコメントは「また来年会いましょうね」とこのシリーズが続くことを予告しています。

      収録本: 『Peanuts Every Sunday』 『ツルコミック9巻』

  • 1960年代のフットボールギャグ

    • 1960年10月16日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#6)

      「確率は今やあなたに有利なのよ!!一度くらいはボールを引っ込めないときがあるかもしれないわ、一度くらいはじっと持っているかも知れないわよ!」(ルーシー)そして,最後のコメントは「お気の毒さま・・・今回ははずれ・・・」

      収録本: 『Peanuts Every Sunday』 『ツルコミック10巻』

    • 1961年9月10日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#7)

      チャーリーブラウンはルーシーがボールを引っ込めるとを予想して,直前で蹴るのをやめました。ところが,ルーシーから「これからずっとだれも信頼しないの?」とやじらてしまいます。そこで彼は,今度は本気で挑戦し,いつもと同じことになります。 「チャーリーブラウンこの方がましだと思わない? 人を信じる方がまだましでしょう?」(ルーシー)

      収録本: 『We're Right Behind You, Charlie Brown』 『ツルコミック7巻』

    • 1962年9月30日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#8)

      チャーリー・ブラウンは堂々巡りをしてしまいます。「今度は彼女が知っていることを僕が知っているって彼女は知っていて....。」(チャーリー・ブラウン)。そして,最後のコメント「わたしはね あなたが知っているということを知っていたの、そのことをあなたがまた知ってるということも知っていたから、ボールを引っ込めなきゃならなかったのよ!」(ルーシー)

      収録本: 『We're Right Behind You, Charlie Brown』 『ツルコミック8巻』

    • 1963年9月08日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#9)

      ルーシーはチャーリーブラウンに握手をします。「進んで約束の握手をしてくれたのなら、彼女を信じなくちゃ...」(チャーリーブラウン)そして,最後のコメント「女性の握手に合法的に拘束力なんてないのよ。」(ルーシー)

      収録本: 『Sunday'S Fun Day』 『Peanuts Treasury』

    • 1964年10月04日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#10)

      ルーシーはチャーリーブラウンに一枚の書類を見せます。「もしサイン入りの書類を所有しているのなら,悪いことはできないはずだよ...今年こそボールを本当にキックするよ!」(チャーリーブラウン)そして,最後のコメント「この書類には不審な点があるわ...公証人を通して作成されてないわ。」(ルーシー)

      収録本: 『Sunday'S Fun Day』

    • 1965年10月17日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#11)

      チャーリーブラウンはルーシーを夜まで待たせる作戦にでます。「おやおや、よく寝ちゃってる!こりゃあチャンスだね・・・」(チャーリーブラウン)ところが,いつもの結果を迎えます。「私たち熱狂者って眠りが浅いのよ,チャーリー・ブラウン。」

      収録本: 『The Unsinkable,Charlie Brown』『ツルコミック33巻』p118

    • 1966年9月25日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#12)

      「今年ボールを引っ込めるとしたら、それは不随意筋のケイレンによるしかないってことを保証するわ!」(ルーシー)「発作的な筋肉けいれんが起きる確率は・・・100億分の1だわ」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『The Unsinkable,Charlie Brown』『ツルコミック33巻』p102

    • 1967年10月01日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#13)

      ルーシーは「今年はあなたをびっくりさせようと思うの...」と言います。チャーリーブラウンは今年はボールを引っ込めないつもりなんだと勘違いをしてしまいます。ルーシーの驚かせることは,ビデオテープで今の様子をもう一度見ることでした。 このサンデー版の内容は,映画「A BOY NAMED CHARLIE BORWN(チャーリーという名の男の子)」で使われました。

      収録本: 『Something Else,Charlie Brown』『ツルコミック14巻』p91

    • 1968年9月29日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#14)

      「私の純真な目を見て。」とルーシーはチャーリーを誘います。「彼女の言うとおりだよ...純真な瞳を持った女の子はだた信じさえすればいいんだ...」(チャーリーブラウン) そして,「あなたがここで学んだことは,これからのあなたにとって、計り知れない価値があるものよ」(ルーシー最後のコメント)。大人がにやっとしてしまうようないいオチです。

      収録本: 『You've Had It,Charlie Brown』

    • 1969年9月28日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#15)

      ルーシーはチャーリーが信用してくれないので泣きだしてしまいます。慌てたチャーリーブラウンはフットボールを蹴ることになります。しかし・・・。 「女の涙を信用しないことね,チャーリー・ブラウン。」(ルーシーの最後のコメント) 

      収録本: 『You're Out Of Sight,Charlie Brown』『Peanuts Classics』

  • 1970年代のフットボールギャグ

    • 1970年10月11日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#16)

      「神様,いつまで続くんですか?」チャーリー・ブラウンは叫び,背中は地面へ。「いつまで?一生よ,チャーリー・ブラウン...死ぬまでね。」。イザヤ書からの引用が飛び出し,妙に宗教的な70年のキックオフです。イザヤ書には,有名な最後の審判が下される様子が記述されています。「いつまで?」問いかけるイザヤに対する主の答えが,最後のルーシーのせりふです。つまり、『人の世の終わりまで続くよん』という予言です。ルーシーの最後のコメントもそれになぞらえているんでしょう。

      収録本: 『You're Come a Long Way, Charlie Brown』 p96 和書には未収録ですが、月刊スヌーピーの71年4月号(通巻第7号)に掲載されました。

    • 1971年9月26日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#17)

      ルーシーはある組織を代表してボールを押さえていると言います。「もし組織を代表しているなら、彼女だってまじめにやるはずだな...」(チャーリーブラウン) 「今年のボールはウーマン・リブのご好意により,引っ込めさせていただきました。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『“Ha Ha Herman,” Charlie Borwn』 『スヌーピー全集1巻』『SNOOPYののんきが一番④』 p143

    • 1972年10月08日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#18)

      チャーリーは,なんと精神分析スタンド(もちろん分析医はルーシー)で「自分の失敗」について相談します。結果,ボールを蹴ることになるのですが・・・。 「わるいことにね,チャーリー・ブラウン,あなたの凡庸な分析医はボールけりについて、ほとんど何も知らないのよ。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『Tompson is In Trouble, Charlie Brown』 『スヌーピー全集2巻』『スヌーピーののんきが一番①』p116

    • 1973年11月11日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#19)

      ルーシーは,「人生でさけられない3つのことって何だ?」というなぞなぞでチャーリーをひっかけます。チャーリーは,走りながら考えます。「死と税金と,それから...。」 「わかりきったことだったのに、チャーリーブラウン!」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『Win a Few, Lose a Few, Charlie Brown』『ツルコミック51巻』p73『スヌーピー全集3巻』『スヌーピーののんきが一番①』p12

    • 1974年10月13日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#20)

      ルーシーはチャーリーに,成功を約束したプログラムを見せます。「プログラムに印刷されてるんなら、もうあとにはひけない...」(チャーリーブラウン) 「どんなプログラムにも、間際になってからのちょっとした変更はつきものよ。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:Speak Softly, and Carry A Beagle』『Peanuts Jubilee』『ツルコミック52巻』p80 『スヌーピーののんきが一番①』p26

    • 1975年10月19日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#21)

      ルーシーはチャーリーブラウンが自分の母親を含めて,すべての女性を信じていないと責め立てます。「ぼくは自分の母親に不信を抱いたりしない...とんでもないよ!!もしこの世にぼくがほんとに信用する人がいるとすれば、それはお母さんだ!」(チャーリーブラウン) 「私はあなたのお母さんじゃないわ,チャーリー・ブラウン。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:Don't Hassle Me With Your Sight, Charlie Brown』『ツルコミック53巻』p10 『スヌーピーののんきが一番②』P12

    • 1976年9月26日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#22)

      ルーシーはチャーリーに,正直にボールは引っ込めるつもりだと言っているのに,彼は聞いていないようです。「男って決して女の言うことをほんとに聞いてないものね。」(ルーシーの最後のコメント

      収録本: 『PEANUTS PARADE:Summers Fly,Winters Walk』『ツルコミック58巻』p40 『スヌーピーののんきが一番③』p150

    • 1977年10月09日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#23)

      「私の目を見るのよ。目を見ればその人が何をしようとしているかわかるものよ」(ルーシー)・・しかし,ルーシーはサングラスをかけています。

      収録本: 『PEANUTS PARADE:The Beagle Has Landed』『You Don't Look 35,Charlie Brown』『スヌーピーののんきが一番③』p10

    • 1978年10月08日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#24)

      ルーシーは彼が走り始める前にバナナを1本あげます。「もし誰かがバナナをくれたらその人を信頼しなくちゃいけないと思うよ。」(チャーリーブラウン) 「バナナにはカリウムがたくさん含まれているわ,チャーリー・ブラウン。筋肉を癒すのによく効くのよ。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:And a Woodstock In a Birch Tree』『スヌーピーののんきが一番⑥』p58

    • 1979年8月02日(木)  ルーシーがフットボールを引っ込め・・・ない!(フットボールギャグ#25)

      1979年,この年のフットボールギャグは50年間のフットボールギャグの中でも特に異色なものです。ひとつはサンデー版ではなく,「チャーリー・ブラウンの入院さわぎ」という中編ストリップの中の平日版(すなわち4コマもの)の一片としてフットボールギャグが描かれること,そして,なによりもこの年のいつものルーシーらしくなく「フットボールをひっこめ"ない"」のです。

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      収録本: 『PEANUTS PARADE:Here Comes The April Fool!』『角川スヌーピーブックス65巻』p85

  • 1980年代のフットボールギャグ

    • 1980年11月16日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#26)

      年々とオチが難しくなっていくフットボールギャグですが,この年はルーシーは旧約聖書の「伝道の書」(エルサレムの王が後に伝道者となり書いたものだといわれています)を引用します。

      「 『すべてのことには時がある』のよ,チャーリーブラウン」 「ボールを引っ込めるにも時がある。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:Dr.Hyde And Mr.Hyde』 『You Don't Look 35, Charlie Brown』『SNOOPYののんきが一番⑤』p20 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series1巻 』 (角川書店)

    • 1981年11月29日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#27)

      チャーリーブラウンは自分で信じられないと言いながらも,フットボールに挑みます。「またよ,チャーリー・ブラウン...またまた,またまたまたよ。」(ルーシー)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:You're Weird, Sir!』 『角川書店「スヌーピーののんきな日曜日On Sundays」』p51『角川書店「Sunday Special Peanuts Vol.1」』p53

    • 1982年10月10日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#28)

      チャーリーはなにやら象徴性についてつぶやきます。

      「だけど,どうしてか僕は象徴性を見失ってしまった。」(チャーリーブラウン) しかし彼女はやはりボールを引っこめるのです。「あなたはボールも見失ったわ,チャーリー・ブラウン。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS PARADE:Kiss Her, You Blockhead!』 『RAVETTE社「SNOOPY JOE COOL」』 『角川書店:スヌーピーののんきな日曜日On Sundays』P96 『角川書店「Sunday Special Peanuts Vol.1」』p100

    • 1983年10月16日(日)  チャーリーブラウンがルーシーのフットボールを蹴らない!(フットボールギャグ#29)

      parade28ura.jpg83年のフットボールギャグは「チャーリーブラウンがフットボールを蹴るのをやめてしまう」というセンセーショナルな内容です。

      シュルツさんはこのお話を最後に,この後84年,85年とこのおなじみのフットボールギャグのお話を描きませんでした。当時の読者はこの83年のサンデー版がフットボールギャグが最終回と感じたことでしょう。

      それがシュルツさんの狙いなのか,それともシュルツさんは一旦,フットボールギャグのシリーズに区切りをつけたかったのか,それとも単なるネタ切れなのかは分かりません。

      >詳しい内容を読む

      収録本: 『PEANUTS PARADE:I'm Not Your Sweet Baboo!』裏表紙(掲載画像がそうです。なぜか中には収録されていません)『You Don't Look 35, Charlie Brown』『RAVETTE社:SNOOPY JOE COOL』『PEANUTS:A Golden Celebration』p134 『角川スーパースヌーピーブックス』p166 『角川書店「Sunday Special Peanuts Vol.2」』p47

    • 1986年10月19日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#30)

      「お願いよ、チャーリーブラウン...私は一年中この瞬間を楽しみにしているのよ...」(ルーシー)「もし誰かかが何かを楽しみにしてるんなら、それを台無しにするのもどうかと思うな...」(チャーリーブラウン)「一年中この特別な瞬間を楽しみにしているのに,あっという間に終わり!」( ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS COLLECTER SERIES④:Talk Is a Cheep, Charlie Bornw』『GOOD GRIEF(訳書『スヌーピーと生きる』)』『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series4巻 』 (角川書店)

    • 1987年10月04日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#31)

      ルーシーはスケジュール帳をチェックします。どうやら彼女は忙しい中を縫って,チャーリーブラウンとのプレイスキックの時間を作ったようです。「あなたとスケジュールが合わせられるのは今だけなのよ‥」(ルーシー)「間違えてたわ...11月の初めも空いているわ‥もう一度やってみない?」(ルーシー) 「11月は大丈夫だよ‥2000年のね!」(チャーリーブラウンの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS COLLECTER SERIES⑥:If Beagle Could Fly』 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series4巻 』 (角川書店)

    • 1988年10月23日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#32)

      なんとこの年のフットボールギャグにはルーシーの最後のコメント以外セリフがありません。チャーリーブラウンは何も言わずやってきて,何も言わずにボールを蹴り,そして失敗するのです。 「悲しいことね...結局人生は全て繰り返しなのよ。」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『PEANUTS:A Golden Celebration』p161 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series5巻 』 (角川書店)

    • 1989年10月01日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#33)

      89年のフットボールギャグは83年以前のフットボールギャグのパターンに似ています。しかし最後のコメントをいうのはチャーリーブラウンです。
      「年月がどんなふうに過ぎ去っていくか考えてごらんなさいよ,チャーリー・ブラウン...なんのキケンも冒さないような人生を送ったらどれほど後悔するだろうって考えてみなくっちゃ。」(ルーシー)「彼女の言うとおりなんだろうな...教えてもらわなかったら何にもできないうちに年寄りになってたよ」(チャーリーブラウン)
      「でも、月日が過ぎゆくままにしておく方がいいかもしれないな... 」(チャーリーブラウンの最後のコメント)

      収録本: 台湾の本『史努比週日夏令營』p95 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series5巻 』 (角川書店)

  • 1990年代のフットボールギャグ

    • 1991年9月29日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#34)

       「私,ボールの支え方について書いた本を読んだのよ」とルーシーははじめの方のコマで言います。「ああいう本を読んでいるんなら信用しなきゃな‥」(チャーリーブラウン) しかし,その後...。「この本、私が書いたのよ,チャーリー・ブラウン。」(ルーシー)

      収録本: 『講談社 スヌーピーたちの心の相談室3巻』p127 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series6巻 』 (角川書店) 

    • 1992年10月11日(日)  サリーが,チャーリーのプレイスキックの失敗を見る。(フットボールギャグ#35)

      フットボールギャグのシリーズにサリーが登場するという新しいパターンのお話です。

      サリーは「ルーシーを愛しているの?」と質問します。「愛って人に おかしなことをさせるって発見したわ。」(サリー) 「愚かさもね。」と,チャーリーは,自分がバカだからおかしなことをしちゃうんだと説明します。

      収録本: 『講談社 スヌーピーたちの心の相談室2巻』p97『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店) 

    • 1993年10月03日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#36)

      ルーシーが自慢げに,新品のボールを見せます。「このボールはぴっかぴかの新品よ、チャーリー・ブラウン!」しかし... 「私、はっと気がついたのよ、もしあなたに蹴らせちゃったら,もう新品じゃなくなるってね‥」(ルーシーの最後のコメント))

      収録本: 洋書には未収録 『講談社:スヌーピーたちの心の相談室1巻』p25 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店) 

    • 1994年10月16日(日)  プレイスキックを誘いにきたルーシーをサリーがやじる。(フットボールギャグ#37)

      この年は,92年に引き続きサリーが登場します。おなじみのチャーリーブラウンの墜落シーンはストリップの中には描かれませんでした(音だけ)。

      ルーシーがチャーリーブラウンを誘いに来るところから始まります。応対に出たサリーがチャーリーブラウンの代わりにルーシーをやじります。 「まさか私のお兄ちゃんがそこまでバカだと思っているの?同じ人が同じいたずらに何回ひっかかると思っているの?」(サリー) コマ外から叫び声と何かが墜落する音が聞こえ,サリーはつぶやきます。「何回も,なのね?」

      収録本: 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店) 

    • 1995年10月29日(日)  おなじみのフットボールギャグにスヌーピー登場(フットボールギャグ#38)

      チャーリーブラウンは「もし、ボールを引っこめたら訴えてやろう!」と決意します。 そして,最後のコマで世界的に有名な弁護士に扮したスヌーピーが登場します。予期せぬ展開です。この年のストリップはチャーリーが走り出すところで終わっているので,彼が失敗したのかどうかわからないのです!(もっとも,成功したとは考えにくいですね)

      収録本: 『"It Was a Dark and Stormy Night, Snoopy" 』(BallantineBooks)『講談社:スヌーピーたちの心の相談室1巻』p125 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series8巻 』 (角川書店) 

    • 1996年10月20日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#39)

      「あるものを信じるのよ,チャーリー・ブラウン!ボールを!欲求を!勝利を!全てがそこにあるわ!」(ルーシー) 「象徴ってものが分かってないわ,チャーリー・ブラウン」(ルーシーの最後のコメント) 収録本:

      収録本: 『Ballantine Books:The World According To Lucy』p129 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series9巻 』 (角川書店) 

    • 1997年9月21日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#40)

      「人は変わり...時代も変わる...そんな雰囲気を感じるわ。」とルーシーは言います。どうやらボールを引っ込めないつもりのようなのですが・・・。最後には何かに気を取られた彼女はボールを引っ込めます。 「ごめんなさい、チャーリー・ブラウン‥誰かが新世紀がきたって言っていたような気がしたの‥」(ルーシーの最後のコメント)

      収録本: 『Ballantine Books:It's a Big World, Charlie Brown』p117  『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series9巻 』 (角川書店) 

    • 1998年11月15日(日)  ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#41)

      この年のチャーリーブラウンは自信満々です。「僕は新たに積極的な態度をとるんだ。」(チャーリー・ブラウン)「あなたは立派なことを言うのね。」(ルーシー) それから,お決まりののち...「だけどいつも空振りね。」(ルーシー最後のコメント)

      収録本: 『Ballantine Books: It's a Dog's Life, Snoopy 』p140 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series10巻 』 (角川書店) 

    • 1999年10月24日(日)  リランがフットボールを引っ込め・・・たかもしれない。(フットボールギャグ#42)

      1999年のフットボールギャグにはリランが登場します。なんとリランがルーシーに交代してチャーリーブラウンのプレイスキックの相手をすることになるです。リランならもしかしたら,チャーリーブラウンにボールを蹴らせてくれるかもしれません。そんな期待が読者をワクワクさせてくれるお話です。さて,結末は?

      フットボールギャグの最後にふさわしい楽しいお話です

      >詳しい内容を読む

      収録本: 『Ballantine Books: PEANUTS 2000』p131 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series10巻 』 (角川書店)