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1990年代のフットボールギャグ
★チャーリーブラウンとルーシーのフットボールギャグのシリーズはどのくらいありますか?(90年代)
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1990年のフットボールギャグは掲載されず。再び終了になってしまったのかと思わされましたが,1年後の1991年には掲載されました。
90年代になっても,シュルツさんは新しいパターンを取り入れてきます。50年代からほぼチャーリーブラウンとルーシーの2人だけで行われていたフットボールギャグにサリーやスヌーピーが登場するのです。
そして,1999年10月24日のサンデー版ではリランがルーシーからフットボールを託され,チャーリーブラウンの相手をするのです。1951年からスタートしたフットボールギャグのお話は,は最後の最後に“チャーリーブラウンはボールを蹴ったのかどうか”読者にも分からずじまいのまま終了します。
私はこの10月24日サンデー版を読んだ当初には,まさかこの直後にピーナッツが終了の発表があるとは思っていなかったので,「おお,また新しいパターンだ!」という程度にしか思わなかったのですが,今,読み返してみると,なんともフットボールギャグの最後にふさわしいお話になっていて,シュルツさんは意図して描いたのではないかと思われてなりません。
このページでは「90年代のフットボールギャグ」のお話を集めてみました。
1991年9月29日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#34)
「私,ボールの支え方について書いた本を読んだのよ」とルーシーははじめの方のコマで言います。「ああいう本を読んでいるんなら信用しなきゃな‥」(チャーリーブラウン) しかし,その後...。「この本、私が書いたのよ,チャーリー・ブラウン。」(ルーシー)
収録本: 『講談社 スヌーピーたちの心の相談室3巻』p127 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series6巻 』 (角川書店)
1992年10月11日(日) サリーが,チャーリーのプレイスキックの失敗を見る。(フットボールギャグ#35)
フットボールギャグのシリーズにサリーが登場するという新しいパターンのお話です。
サリーは「ルーシーを愛しているの?」と質問します。「愛って人に おかしなことをさせるって発見したわ。」(サリー) 「愚かさもね。」と,チャーリーは,自分がバカだからおかしなことをしちゃうんだと説明します。
収録本: 『講談社 スヌーピーたちの心の相談室2巻』p97『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店)
1993年10月03日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#36)
ルーシーが自慢げに,新品のボールを見せます。「このボールはぴっかぴかの新品よ、チャーリー・ブラウン!」しかし... 「私、はっと気がついたのよ、もしあなたに蹴らせちゃったら,もう新品じゃなくなるってね‥」(ルーシーの最後のコメント))
収録本: 洋書には未収録 『講談社:スヌーピーたちの心の相談室1巻』p25 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店)
1994年10月16日(日) プレイスキックを誘いにきたルーシーをサリーがやじる。(フットボールギャグ#37)
この年は,92年に引き続きサリーが登場します。おなじみのチャーリーブラウンの墜落シーンはストリップの中には描かれませんでした(音だけ)。
ルーシーがチャーリーブラウンを誘いに来るところから始まります。応対に出たサリーがチャーリーブラウンの代わりにルーシーをやじります。 「まさか私のお兄ちゃんがそこまでバカだと思っているの?同じ人が同じいたずらに何回ひっかかると思っているの?」(サリー) コマ外から叫び声と何かが墜落する音が聞こえ,サリーはつぶやきます。「何回も,なのね?」
収録本: 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series7巻 』 (角川書店)
1995年10月29日(日) おなじみのフットボールギャグにスヌーピー登場(フットボールギャグ#38)
チャーリーブラウンは「もし、ボールを引っこめたら訴えてやろう!」と決意します。 そして,最後のコマで世界的に有名な弁護士に扮したスヌーピーが登場します。予期せぬ展開です。この年のストリップはチャーリーが走り出すところで終わっているので,彼が失敗したのかどうかわからないのです!(もっとも,成功したとは考えにくいですね)
収録本: 『"It Was a Dark and Stormy Night, Snoopy" 』(BallantineBooks)『講談社:スヌーピーたちの心の相談室1巻』p125 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series8巻 』 (角川書店)
1996年10月20日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#39)
「あるものを信じるのよ,チャーリー・ブラウン!ボールを!欲求を!勝利を!全てがそこにあるわ!」(ルーシー) 「象徴ってものが分かってないわ,チャーリー・ブラウン」(ルーシーの最後のコメント) 収録本:
収録本: 『Ballantine Books:The World According To Lucy』p129 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series9巻 』 (角川書店)
1997年9月21日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#40)
「人は変わり...時代も変わる...そんな雰囲気を感じるわ。」とルーシーは言います。どうやらボールを引っ込めないつもりのようなのですが・・・。最後には何かに気を取られた彼女はボールを引っ込めます。 「ごめんなさい、チャーリー・ブラウン‥誰かが新世紀がきたって言っていたような気がしたの‥」(ルーシーの最後のコメント)
収録本: 『Ballantine Books:It's a Big World, Charlie Brown』p117 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series9巻 』 (角川書店)
1998年11月15日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#41)
この年のチャーリーブラウンは自信満々です。「僕は新たに積極的な態度をとるんだ。」(チャーリー・ブラウン)「あなたは立派なことを言うのね。」(ルーシー) それから,お決まりののち...「だけどいつも空振りね。」(ルーシー最後のコメント)
収録本: 『Ballantine Books: It's a Dog's Life, Snoopy 』p140 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series10巻 』 (角川書店)
1999年10月24日(日) リランがフットボールを引っ込め・・・たかもしれない。(フットボールギャグ#42)
1999年のフットボールギャグにはリランが登場します。なんとリランがルーシーに交代してチャーリーブラウンのプレイスキックの相手をすることになるです。リランならもしかしたら,チャーリーブラウンにボールを蹴らせてくれるかもしれません。そんな期待が読者をワクワクさせてくれるお話です。さて,結末は?
フットボールギャグの最後にふさわしい楽しいお話です
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収録本: 『Ballantine Books: PEANUTS 2000』p131 『SNOOPY Sunday Special Peanuts Series10巻 』 (角川書店)