チャーリー・ブラウンの交友関係

スヌーピー

スヌーピーはチャーリー・ブラウンの犬です。
スヌーピーとチャーリーブラウンは、親しく奇妙な関係です。チャーリー・ブラウンはスヌーピーのためにあれこれ世話を焼いてあげますが、時にスヌーピーはそれを当然のことと思っているようです。
しかも、薄情なことに1969年4月からずっと、スヌーピーはチャーリーブラウンの名前を覚えていないようで、いつも「あの丸い頭の子」と呼んでいました。
しかしながら、お互いに対してイライラすることも多いのですが、彼らは親友なのです。
スヌーピーに立って歩くことを教えたのはチャーリーブラウンでした。それでも彼らはお互いを必要としていて、あちこちのイラストでみられるようにハグしあうのです。

サリー・ブラウン

1959年に、チャーリー・ブラウンの妹のサリーは生まれました。
チャーリーブラウンは彼女が生まれた時には大喜びをし、溺愛しました。ところが,みなさんご承知の通りサリーは大きくなるにつれて、とんでもないおませさんになっていきます。サリーはチャーリーブラウンに宿題を手伝わせ、いいお兄ちゃんであるチャーリー・ブラウンは彼女の宿題に忍耐強く付き合うのです。
ただ,サリーが学校からクレヨンを持ちかえってきてしまったときなどは、それはいけないことだと妹に諭すようなお兄ちゃんらしい場面もありました。
しかし、サリーはそれが正論であろうとお兄ちゃんのいうことなんぞには、耳を貸しません。もちろん,宿題を手伝ってもらっても、めったに感謝するようなこともありません。

ルーシー・ヴァン・ペルト

ルーシーはチャーリーブラウンをいつも批判するガミガミ屋さんです。
チャーリー・ブラウンに対し、ルーシーは毎年おなじみのプレイスキックのいたずらをしかけ、チャーリーブラウンは毎年騙されています。
でも、50年間のストリップの間には時々、チャーリー・ブラウンがルーシーを大切な友達として気にかけている様子も見られるのが面白いところです。
例えばクリスマスのお話で、ルーシーのクリスマスのに欲しいものリストをシュローダーは捨ててしまうのに、チャーリーブラウンはそれを持ってお店に行き、プレゼントを探してあげようとするのです。また、1987年4月5日のストリップでは頭にフライボールが当たったルーシーに駆け寄り心配したりもしています。また、どんなに批判されようともチャーリー・ブラウンはルーシーの精神分析ブースに足を運び彼女に心配事を相談するのです。

ライナス・ヴァン・ペルト

ライナスはチャーリー・ブラウンの親友です。
最初はチャーリー・ブラウンよりもずっと年下の赤ちゃんとして登場しましたが、掲載が進むつれて大きくなりました。それでも、ライナスはチャーリー・ブラウンよりは年下であるようです。
ライナスがハロウィーンの夜、かぼちゃ大王を信じ、かぼちゃ畑で無駄な一夜を過ごした後、慰めにくるのは大体チャーリー・ブラウンです。
チャーリー・ブラウンとライナスのおなじみのシーンとしては、二人で学校へ歩きながら、または道路の縁石に座ったりレンガ造りの塀に頬付けをつけたりしながら、様々な議論(?)や哲学(?)を語りあう場面が思い浮かぶ人が多いことでしょう!

リラン・ヴァン・ペルト

リランとチャーリー・ブラウンは1970年代~80代のストリップの中では一緒に登場するお話はほとんどありません。
73年の「ルーシーが無理矢理リランを野球チームに入れる」というお話ぐらいです。この頃はまだ哺乳瓶をくわえてる赤ちゃんリランでしたが、チームを勝利に導きます(そして、後にリランが野球賭博をしていたことが分かり、騒ぎになるのでした)。
1990年代になるとリランは成長し幼稚園児になります。そして、チャーリー・ブラウンのところに「野球チームにいれてほしい」とか「スヌーピーを貸して」とお願いに来るようになります。チャーリー・ブラウンは リランを野球チームに加えることはしませんでしたが、スヌーピーと遊ぶことは気にしていないようです。
他の子供たちと異なり、 リランはどうやらチャーリー・ブラウンを尊敬しているようです。 チャーリー・ブラウンも他の子と違い、リランに対してはなかなかのお兄さんぶりを発揮しています。「犬にエサをあげ方」「新聞配達の仕方」などいろいろなことを教えてあげています。
特に有名なのはアニメにもなりましたが、ビー玉遊びでいじめっ子のジョー・アガテにビー玉をだまし取られたリランを助けてあげるお話しでしょう。

シュローダー

シュローダーはチャーリー・ブラウンの最も親しい友達の1人です。
彼はピアノフリークでベートーベンマニアですが、野球チームではキャッチャーを務めています。マウンドでサイン会議(だいたいは無意味な話し合いです)をする様子がストリップに何回も登場しました。
また、チャーリー・ブラウンはシュローダーのベートーベン愛に理解を示す数少ない人物です。
実際、初期のストリップでまだ赤ちゃんだったシュローダーにベートーベンの伝記を読んで聞かせ、ピアノを教えたのはチャーリー・ブラウンでした。
チャーリー・ブラウンとの絡みで記憶に残るは、チャーリー・ブラウンにバレンタインカードをあげなかった女の子たち対して、チャーリー・ブラウンに代わって怒りを爆発させるサンデー版でしょう(このシーンはアニメでも登場しました)。ただし、チャーリー・ブラウンにとってはよけいなことだったようです。

お父さん・お母さん

他の大人たちと同じでチャーリー・ブラウンの両親は姿をみせることはありません。しかし、時折、話題に上り、どんな人物かわかります。
彼の父親は床屋ですが、母親は主婦でなかなか趣味に生きる人のようです。子供の面倒を見るのをそっちのけでビリヤードやボーリングに夢中になったことがあります。

バイオレット・グレイ

連載が始まって10年のうちに、チャーリー・ブラウンとバイオレットの関係はどんどん変わっていきました。
50年代のいつかのストリップでは、バイオレットはチャーリー・ブラウンが自分のことがどのくらい好きかを心配して尋ねています。またごく普通におしゃべりを楽しむような様子もたくさんありました。
しかし、次第に彼女はとても意地悪になり、チャーリー・ブラウンをひどく傷つけることも多くなりました。彼女の登場は次第に少なくなっていきましたが、彼女は移り気で意地悪なところは変化ありませんでした。

ペンパル

チャーリー・ブラウンはペンパルを持っています。しかし、彼はつけペンでは上手に字を書くことができないので、「ペンシルパル」となっています。
ペンパルに手紙を送るストリップは1958年8月25日に初めて登場しました(50年代~60年代にかけてはほとんどの雑誌に「文通欄」というものがあり、ペンパルというものが今よりもずっと普通のものでした)。
チャーリー・ブラウンの手紙は一方的に送っているだけのようでしたが、1960年4月14日のストリップではルーシーが彼のペンパルからの返信を読んでいます。
それからずっと時代もすぎた90年代になっても、チャーリー・ブラウンは文通を続け、94年のストリップで、ペンパルはスコットランドの Morag という少女であることが明らかになりました。チャーリー・ブラウンはMoragとの未来のロマンスを妄想しますが、Morag は他に60人のペンパルを持っていました。

小さな赤毛の女の子

アニメ「It's Your First Kiss, Charlie Brown」や3D映画「The Peanuts Movie」の中では、
チャーリー・ブラウンは小さな赤毛の女の子にファーストキスをしたり、手紙のやりとりをする約束したりしますが、原作コミック中では、そんな素敵なことは決しておきません。
小さな赤毛の女の子は、本当の名前も姿もストリップの中には登場しないキャラクターです。
チャーリー・ブラウンはずっと彼女に夢中です。けれども、チャーリー・ブラウンは彼女に話しかける勇気もないのです。
彼が勇気を振り絞って彼女に電話をしたとしても、なぜかマーシーに電話しちゃったりするのです。

ペパーミントパティーとマーシー

チャーリー・ブラウンは小さな赤毛の女の子にいつでも夢中なので、ペパーミント・パティとマーシーがチャーリー・ブラウンに好意を持っていることに気が付いていません。
鈍感男の常で、彼はまずいタイミングでまずいことを彼女たちに言ってしまうこともしばしばありました。

ピッグ・ペン

ピッグ・ペンはチャーリー・ブラウンの友達ですが、最初のころは他の友達同様、埃まみれの汚い彼を非難していました。
あるストリップでチャーリー・ブラウンは彼の服についている汚れから、ここ3日間彼がどこで何をしたこを言い当て、ピッグ・ペンは真っ赤になって恥ずかしがります。
しかしながら、チャーリー・ブラウンはピッグ・ペンを擁護した唯一の友達でもあります。
pe591127.jpg
「考えてもみろよ・・遠い土地のごみやほこりが風に吹かれてきて〝ピッグペン″にくっついた!空想を刺激するね!彼はソロモンやネブカドネザールやジンギスカンの踏んだ土を身に着けてるかもしれない!」

ペギー・ジーン

ペギー・ジーンはチャーリー・ブラウンがサマーキャンプでであった可愛い女の子です。もちろんチャーリー・ブラウンは彼女に夢中になりますが、驚くべきことに彼女もチャーリー・ブラウンのことが好きだと言うのです。
もちろん、このお話には新聞掲載から9年後に思わぬオチがつきます。

フランクリン

フランクリンはチャーリー・ブラウンのよい友人です。フランクリンはピーナッツに登場する人物の中では唯一といってよいくらいの常識人でチャーリー・ブラウンのよい話し相手です。彼は一緒に海辺で遊んだり、チャーリー・ブラウンの家に遊びに来たり、そして一緒に映画を見たりします。

シャーミー

チャーリー・ブラウンとシャーミーはピーナッツ連載当初から登場した仲間で親友のようでした。しかしながら、シャーミーは野球チームの一員としてしか登場しなくなり、1969年6月15日のストリップが最後に姿が見られなくなりました。

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