1968年
1月
08日(月) スヌーピーが映画の海の怪物のものまねをする。(スヌーピーのものまね)
イメージ的にはゴジラのようです。
収録本: 『Snooyp Festival』11b 和書には未収録
27日(土) チャーリー・ブラウンが初めてお父さんの床屋を訪問する。
有名な話ですが,チャーリーブラウンと同じように作者のチャールズ・M・シュルツさんのお父さんも床屋さんでした。収録本: 『 PEANUTS:A Golden Celebration』 72c 『Charlie Brown & Charlie Schulz』 53d
2月
17日(土) スヌーピーの最初の飼い主,ライラの名前が初めて登場します。
1972年の映画「SNOOPY,COME HOM(邦題:スヌーピーの大冒険)」に重要なヒロインとして登場したライラですが,原作コミックにも登場しています。
名前だけが,この1968年2月17日のストリップに登場します。そして,ライラは姿をみせないのですが,「ライラがスヌーピーの元を訪れる(スヌーピーはライラに会おうとしません)」というお話(『The Snoopy Festival』収録。もちろん和書に未収録)も掲載され,読者に「ライラってどんな子?」という期待をふくらめさせます。
ライラが実際に姿を見せるのは,半年後の8月24日で1コマのみの登場です。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』 20b 『ツルコミック43巻』 p67
3月
13日(水) スヌーピーが野球の監督になる。(スヌーピーのものまね)
チャーリーブラウンが口を滑らせて,スヌーピーに野球の監督の座を譲ってしまいます。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』48a 『ツルコミック37巻』p49
4月
08日(月) スヌーピーが世界的に有名なゴルフのプロになる。(スヌーピーのものまね)
スヌーピーはマスターズからの招待状を受け取ります(受け取ったつもり?)。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』28a 『ツルコミック37巻』p23
14日(日) スヌーピーが初めてイースタービーグルとして登場。(スヌーピーのものまね)
サンデー版です。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』25 『ツルコミック37巻』p118
22日(月) スヌーピーが世界的に有名なうでずもう選手として登場。初めてペタルマという地名が出てくる。
チャーリーブラウンは「第7回世界うでずもう選手権」の話をスヌーピーにします。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』83a 『The Snoopy Festival』 30a 『ツルコミック37巻』p50
6月
16日(日) ペパーミント・パティの愛称"宝もの"(Rare Gem)という呼び名が登場。(父の日)
サンデー版です。父の日に掲載されたお話です。
ペパーミントパティが父の日のカードを書いています。のぞきに来たロイに「私のパパは私のことを"宝もの"と呼ぶの」と説明します。「ホンとのところ,父の日のカード送るだれもかれもが,宝ものよね・・・」(ペパーミントパティ)収録本: 『You're You, Charlie Brown』 39
18日(火) マーシーが登場。ペパーミント・パティと会う。
サマーキャンプでのストリップでした。まだマーシーの名前は出てきません。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』 60b 『ツルコミック37巻』 p30
7月
31日(水) フランクリンが登場。
ピーナツの仲間として,はじめてアフリカ系アメリカ人のキャラクターとして絵が描かれました。まだ差別意識の残る時代だったので,読書の間でなにか意図的なものがあるのではないかと様々な憶測が流れましたが,シュルツさん自身は「キャラクターにバラエティを出すために登場させただけ。意図は何もない」とコメントしています。
収録本: 『The Art of Charles M. Schulz』 p292
9月
29日(日) ルーシーがフットボールを引っ込める。(フットボールギャグ#14)
サンデー版です。
「私の純真な目を見て。」とルーシーはチャーリーを誘います。「彼女の言うとおりだよ...純真な瞳を持った女の子はだた信じさえすればいいんだ...」(チャーリーブラウン)
そして,「あなたがここで学んだことは,これからのあなたにとって、計り知れない価値があるものよ」(ルーシー最後のコメント)。大人がにやっとしてしまうようないいオチです。収録本: 『You've Had It,Charlie Brown』
10月
27日(日) ルーシーがカボチャランタンを作る。(ハロウィーンもの)
ルーシーがカボチャランタンを作ります。そのランタンの中にスヌーピーが入り込んで,ランタンの上から足だけ出て動けなくなります。ライナスがその足をくすぐり笑い声をきいて,ルーシーに言います。
「姉さんのランタンはくすぐったがりの耳がついてるね」(ライナス)収録本: 『Snooyp And The Peanuts Gangシリーズ5巻(英):Come Fly With Me』 54
28日(月) ライナスがガボチャ大王をカボチャ畑で待てない。(ハロウィーンもの)
68年も10月28日~11月1日までハロウィーンもののお話が掲載されました。どういう訳かツルコミックには未収録です。
ただし,翻訳はされていて『月刊スヌーピー通巻第13号』に28日~30日分が,『月刊スヌーピー通巻第27号』に30日(だぶって収録)~11月1日分を収録しています。28日 ライナスがカボチャ大王に手紙を書いています。それをルーシーが覗いていると,急にライナスは「ボクは偽善者じゃないよ!」と言います。「ボクのこと偽善者よばわりするのかと思ったよ(ライナス)「そうまで感じやすくなれるものかしらね」(ルーシー) 29日 カボチャ畑に座り込むライナスです。ルーシーにカボチャ大王のことを語り「これはボクの"信仰告白"だ!」と言います。「チャーリーブラウンが来たわ・・あなたの"バカ告白"を聞かせてあげたら」(ルーシー)「信仰告白だよ!!」(ライナス) 30日 スヌーピーがやって来ています。ライナスはスヌーピーにカボチャ大王の話をします。「どうだい興奮するだろ?」(ライナス)「うへー」(スヌーピー) 31日 ハロウィーン当日です。またルーシーがやって来ます。そしておばあちゃんがすぐに戻ってこいと言ってることライナスに伝えます。「おばあちゃんをお許しください"カボチャ大王"さま・・彼女は世代の断絶の犠牲者なんです・・」(ライナス) 11月1日 チャーリーブラウンとライナスが石垣で話をしています。ライナスはおばあちゃんがカボチャ畑に座ることを許してくれなかったと嘆きます。「"カボチャ大王"が関係するかぎり,おばあちゃんはひどく体制的なんだ!」(ライナス) 収録本: 『You've Had It, Charlie Brown』 102a~104a
12月
31日(日) ルーシーの精神分析スタンドが"冬季料金"として7セントに値上げ。
サンデー版です。ルーシーの精神分析スタンドの料金の値上げは,マニアの中で結構トリビアネタとして取り扱われます。このストリップでは「値上げ」そのものがお話のネタになっていますが,ストリップの中で何の言及もされず,さらっと値上げしていることがよくあるんですよ。
収録本: 『You're You, Charlie Brown』 1 『ツルコミック38巻』 p120
04日(水) ペパーミント・パティが初めて学校シーンで登場。
初登場以来,ちらちらと登場していたペパーミントパティですが,ついに学校シーンも登場し活躍の場が広がります。
収録本: 『It's a Back to School, Charlie Brown』 59 『You're Out of Sight, Charlie Brown』 92a