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1980年代のアニメーション
★1980年代に制作されたアニメーション
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80年代には『A Charlie Brown Celebration 』というドキュメンタリー番組が制作されたり,「SNOOPY & CHARLIE BROWN SHOW」シリーズや「THIS IS AMERICA, CHARLIE BROWN」シリーズなどアニメのシリーズ,ブロードウェイミュージカルのアニメ化作品が製作されたりするなど60年代,70年代とは違う形のアニメーションが作られるようになりました。中には実写のドラマの中にスパイクが登場するなんていう作品まであります。
このページでは「80年代のアニメーション」についての情報をまとめてみました。
1980年2月25日(月) ピーナッツのアニメーション『She's a Good Skate, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:原作の長編から取られたストーリーです。ペパーミントパティが主人公のお話です。当時は今ひとつ好きになれませんでしたが,今見ると「なかなかよいお話だなぁ」と思えるから不思議です。
全くの余談ですが,当時,我が家で買ったばかりのビデオデッキでこのTVアニメを録画して,ビデオ機能を駆使して,まだ小学1年生だった弟と2人でペパーミントパティとマーシーになりきって,吹き替えごっこをしました。あの吹き替えをしたビデオを取っておけばよかったな(笑)。
お薦め度:おすすめ。
関連本:Random House Book社「She's a Good Skate, Charlie Brown」
1980年8月03日(日) ピーナッツの3本目の映画『Bon Voyage, Charlie Brown(and don't come back!)(邦題:スヌーピーとチャーリーブラウン、ヨーロッパの旅)』が封切り。
コメント:劇場版アニメ第4弾。私はこのようなサイトを作るようになってから,この劇場版第4弾を知りました。大人が登場するルールー違反をしている・・と聞いただけで,見る気が失せております。このお話の中で,ピーナッツの仲間たちが過ごすヨーロッパの町は,チャールズ・シュルツが大戦中に6週間をすごした町なんだそうです。
お薦め度:不明
関連本:Random House Book社「Bon Voyage, Charlie Brown」
1980年10月24日(金) ピーナッツのアニメーション『Life is a Circus, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:前作は原作から取られたものだったのに,これは思いっきりオリジナル。スヌーピーを使った変な動物アニメです。ピーナッツの世界から逸脱したひどい作品です。
お薦め度:見てはいけない
関連本:Random House Book社「Life is a Circus, Charlie Brown」
1981年4月28日(火) ピーナッツのアニメーション『It's Magic, Charlie Brown』が放送される。(ピーナッツのアニメーション)
コメント:スヌーピーが魔法でチャーリーブラウンを透明人間にしてしまうという変な話。原作からどんどんかけ離れた作品になっていっています。なんとなくトムとジェリー的なノリを感じて私は好きではありません。透明人間になったチャーリーブラウンがルーシーのフットボールを蹴るシーンが見られます。
お薦め度:見る必要なし
関連本:Random House Book社「It's Magic, Charlie Brown」
1981年10月30日(金) ピーナッツのアニメーション『Someday You'll Find Her, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:チャーリーブラウンが一目惚れした子をライナスと探し出すという話です。なんとなくこのお話にはなんとも言えない違和感を感じてしまいます。チャーリーブラウンとライナス中心になって話が進むのですが,二人ともなんとも「らしくない」のです。大人になって一度見ただけの作品になっています。
お薦め度:いまいち
関連本:Random House Book社「Someday You'll Find Her, Charlie Brown」
1982年5月24日(月) ピーナッツの特集番組&アニメーション『A Charlie Brown Celebration (1時間)』が放送される。(ピーナッツのアニメーション)
コメント:アメリカのオリジナルはシュルツ氏のドキュメント・パートとアニメ・パートで構成されていたらしい(TOSHIKIさんの情報)。いくつかの原作のエピソードをオムニバス形式でまとめたもので,後の「SNOOPY & CHARLIE BROWN SHOW」の原型になりました。日本では昔「ランゲージサービス チャーリーブラウン ビデオテープ 12 チャーリーブラウンと仲間たち」として発売されていたそうですが,その後は一切発売ありません。アメリカので放送は1982年なのですが,copy right表示が「1981年」になっているので,前年には制作されていたようです。
私はドキュメント・パートを見たくてオークションで海外版ビデオを落札したのですが,送られてきたのはパッケージは「A Charlie Brown Celebration 」なのに中身は「It's Magic, Charlie Brown」という悲しいオチでした。
お薦め度:見たことがないのですが,ドキュメントパートを見てみたい。
関連本:なし
1983年2月21日(月) ピーナッツのアニメーション『Is This Goodbye, Charlie Brown?』が放送される。(ピーナッツのアニメーション)
コメント:ヴァンペルト家の兄弟たちが引っ越していく原作のエピソードを元にした作品なので安心して見られます。しかしなぜか印象に残らないお話です。やはり,アニメ化するのにはアニメとして楽しめるような話づくりが必要なのだと思うのです。
お薦め度:おすすめ
関連本:Random House Book社「Is This Goodbye, Charlie Brown?」
1983年5月16日(月) ピーナッツのアニメーション『It's an Adventure, Charlie Brown (1時間)』が放送される。(ピーナッツのアニメーション)
コメント:オムニバス形式の作品です。前年の『A Charlie Brown Celebration』の第二弾という感じでしょうか。見たことがないのでなんとも・・・。
お薦め度:見てないけど おすすめ関連本:なし
1983年5月30日(月) ピーナッツのアニメーション『What Have We Learned, Charlie Brown?』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:80年の劇場アニメ「Bon Voyage, Charlie Brown」の続編アニメ。第二次世界大戦のフランスの戦地をピーナッツの仲間たちが訪ねるというちょっと教育的なアニメらしい。
お薦め度:見ていないのでなんとも
関連本:未確認
1983年9月13日(火) アニメシリーズ『チャーリーブラウン&スヌーピー・ショー』がCBCより放送開始。
コメント:初のピーナッツのテレビアニメシリーズです。放送一覧をつくりました。
83年には13本が土曜日の朝に放送されましたが・・・。今ひとつふるわなかったようです。
>詳しい内容を読む
1984年4月16日(月) ピーナッツのアニメーション『It's Flashbeagle, Charlie Brown 』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:1984年から30年を隔てた2014年に初めてこのアニメを見ました(ワーナーDVD「スヌーピー誕生(Snoopy's Reunion)」のボーナストラックとして収録されています。)。ミュージカル仕立のピーナッツアニメです。題名から分かるように1983年の映画「フラッシュダンス」の大ヒットにのって作られた作品のようです。実際,スヌーピーのダンスシーンは実際にダンサーが踊っているところを撮影し,それをトレースする形で作画されているそうです。この元になるダンサーに選ばれたのは映画「フラッシュダンス」でも主人公のダンスシーンでの代役を演じた方(マリーン・ジャーハンさん)だそうです。
下はYou Tube上にあったメイキング的な映像です。1985年に放送されたドキュメンタリー番組「It's Your 20th Television Anniversary Charlie Brown」で放送された映像です。
>詳しい内容を読む
1985年3月20日(水) ピーナッツのアニメーション『Snoopy's Getting Married, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:原作にもあるスヌーピーの結婚のエピソード(77年8月9日~8月30日)を元にして作られている作品です。原作では姿を見せないスヌーピーの結婚相手が登場してしまうのがちょっとイヤ。オチが変えられているのもなんだかねぇ。スパイクがアニメ初登場。
お薦め度:まぁまぁ
関連本:
1985年5月14日(火) ピーナッツのドキュメンタリー番組「It's Your 20th Television Anniversary, Charlie Brown」が放送される。
コメント:ピーナッツのテレビアニメーションの制作20周年の記念番組として放送されたドキュメンタリー番組です。オープニングに少しだけアニメーションのパートがあるのですが,その他はシュルツさんがホストとして登場し番組を進行していきます。これまでの制作されたアニメーションの歴史を主にスヌーピーの活躍を中心に振り返るような内容です。音楽やアニメーションのメイキングや声優さんたちへのインタビューも織り交ぜらています。ドキュメンタリー番組なのでテレビで放送されただけでDVDやビデオリリースはありません。You tubeで検索すると動画がアップされています(2014年現在)。
1985年11月06日(水) ピーナッツのアニメーション『You're A Good Man, Charlie Brown (1時間)』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:有名な1967年のブロードウェイ・ミュージカルをアニメ化した作品です。エピソードを歌でつなぐようなお話で,主だったストーリーはないような感じです。歌うピーナッツの仲間たちを楽しむお話です。アニメでは初めてスヌーピーがしゃべります。
お薦め度:?
関連本:このアニメの元になったミュージカル関係の本は多くあります。
1986年1月01日(水) ピーナッツのアニメーション『Happy New Year, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:76年の12月17日~77年1月5日までのエピソードを元に組み立てられています。そこに「年越しパーティ」に赤毛の女の子を誘うというお話が絡みます。77年製作の「「It's Your First Kiss, Charlie Brown」に登場した赤毛の女の子ヘザーが,久しぶりの再登場となります。もちろん,赤毛の女の子がヘザーと呼ばれるのはアニメの中だけです。赤毛の女の子が登場するというルール違反はありますが,うまいこと話をまとめてあるという感じがします。
お薦め度:お薦め
関連本:Random House Book社「Happy New Year, Charlie Brown」
1988年1月29日(金) ピーナッツのアニメーション『Snoopy: The Musical (1時間)』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント: 1985年 のアニメーション『You're A Good Man, Charlie Brown』に引き続き,1988年には有名な1975年のミュージカルをアニメ化しました。ストーリーらしいストーリーはありません。いくつかのエピソードを歌でつなぎます。
お薦め度:まぁまぁ
関連本:このアニメの元になったミュージカル関係の本は多くあります。
1988年9月27日(火) スパイクとジル・シュルツ主演の『赤いトラックの少女(The Girl in the Red Truck)』が放送される。
コメント:アニメーションと実写の合成作品。主演はシュルツさんの娘のジルさんなのです。ジルさんのスケートのシーンが妙に長かったりして,失礼ながら正直親バカ作品のようにも思えます。画像はアメリカで発売されたビデオのパッケージです(kazuさんから頂きました)。
お薦め度:見ていなくても困りません。いまいち
関連本:なし
1988年10月21日(金) ピーナッツのアニメーションシリーズ『THIS IS AMERICA, CHARLIE BROWN』が放送開始。(ピーナッツのアニメーション)
コメント:ピーナッツの仲間たちが案内するお勉強アニメシリーズのようです。放送は88年10月~翌年5月に渡って8本が放送されました。この『THIS IS AMERICA,CHARLIE BROWN』シリーズにはシュルツさんは直接関わっていないようです。放送一覧を作りました。このシリーズの1本目「The Mayflower Voyagers」が感謝祭に関するものなので,今でも感謝祭近くに再放送されることがあるようです。
お薦め度:見ていないので?です。
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