ピーナッツQ&A年表

ピーナッツのアニメーション『Happiness is a Warm Blanket, Charlie Brown』がDVDリリースされる。(ピーナッツのアニメーション)

コメント:前作「He's a Bully, Charlie Brown」から5年の間をおいての新作アニメはDVDでのリリースになりました。長らくピーナッツアニメーションの制作をしてきたビル・メレンデスさんが2008年に亡くなられたので,ビル・メレンデスさん,リー・メンデルソンさんの二人のプロダクションから離れた初めての作品ででもあります。2003年「I Want a Dog for Christmas, Charlie Brown」と同じように40分以上の長さがある中編アニメです。ピーナッツのアニメーションとしては初のワイドスクリーンで製作され,製作にはシュルツさんの息子さんのグレッグさんも関わっています。

お話の中身は題名から分かるように「ライナスの毛布にまつわるお話」です。原作の中から毛布にまつわるお話を上手にまとめて一作にしていると思います。前回の極悪作画アニメ「He's a Bully, Charlie Brown」に比べたら,一つ一つ丁寧に作れられているので傑作と言えずとも良作と言えるのではないでしょうか。

また見ると分かるのですが,作品全体がピーナッツの初アニメーション「A Charlie Brown Christmas」(もしくはその時代)に捧げられているようです。キャラクターの絵柄もあえて「A Charlie Brown Christmas」に似せているようですし(特にサリーは幼く描かれています),70年代以降の登場していくるペパーミントパティやマーシー,フランクリンは登場していきません。また,ヴァンペルト家にはまだリランはいないようです。逆に原作にもちらりとしか登場しない幻キャラクター「3」「4」が姿を見せています。

おまけですが・・この作品は新作DVDリリースで,日本語吹き替えが新規録音されています。ピーナッツの日本のアニメーションとしては久しぶりに大人の声優さんが使われているのですが,私は子役のぼんやりした演技より,メリハリのあるやっぱりこっちの吹き替えの方がお話の面白さが生きるような気がしました。みなさんはどうでしょう。

お薦め度:21世紀版ピーナッツアニメーションとしては,なかなかよいと思います。

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ピーナッツのアニメーションは何本作られていますか?の一覧

  • 1970年代のアニメーション

  • 1980年代のアニメーション

  • 1990年代のアニメーション

  • 2000年以降のアニメーション