2006年9月18日に大阪天保山で行われている「SNOOPYライフデザイン展」というものに行ってきました。
2006年9月18日に大阪天保山で行われている「SNOOPYライフデザイン展」というものに行ってきました。
公式ページ「サントリーミュージアム内」
私はシュルツさんが描いたもの以外のピーナッツものにはあまり興味がないので,これまで関心が無かったのですが,最近になって「原画も展示されている」という話を聞き,のこのこ覗きに行ってきました。まあ,アート作品もピーナッツキャラクターに対するリスペクトが感じられれば,それなりに楽しめるのですが,中にはピーナッツのキャラクターを利用した単なる形遊びとしか感じられず,「どうしてもこれはダメ。許せん。」というものもありました。
さて,原画の展示の方ですが,行ったり来たり,また舞い戻ってきたり,たぶん一般の人から比べたら,異様にながーく鑑賞してしまいました。マニアね。展示してあった原画の詳しくはまぐさんのページ「地上にSNOOPYはみちみちて」に情報があるのでそちらをみてもらうことにして,私がここで注目したいのは,原画展示を抜けた所の小さなモニターで音もなく流されていた番組です。
そこでは「a boy named "Charlie Brown"」という番組がひっそりと流されたのですが,これは同名の映画のことではなく,なんと1963年にピーナッツアニメの全てに先駆けて放送されたドキュメンタリー番組なのです。しかし,番組の半分以上はコミックのアニメ化によって成り立っています。だから,ドキュメンタリー番組といいながらも,1965年12月9日に放送されたピーナッツアニメ第1作『A CHARLIE BROWN CHRISTMAS』よりも古いピーナッツアニメ作品であるとも言えるのです。
このドキュメンタリー番組でジャズピアニスト,ヴィンス・ガラルディを初めてピーナッツアニメの音楽に起用するなど,その後長く続くピーナッツアニメの原型がこの番組で確立されたようです。
この番組の最初はシュローダーのピアノを弾くチャーリーブラウンという珍しいシーンで始まっていました。
また,ドキュメンタリーのパートには,1963年当時の若き日のシュルツさんの仕事ぶりや家族の様子なども折り混じられていて,なかなか興味深いものでした(私は動画として初めてシュルツさんがピーナッツキャラクターを描く様子をみました。輪郭→目の順に描くのね!)。
今現在,この番組は現在Charles Schulz MuseumでDVDとして発売されていますが,日本では入手するのは難しいので,なかなか貴重なものだったのではないかと思います。欲しいなぁ。
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