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1960年代のアニメーション
★1960年代に制作されたピーナッツアニメーション
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1965年に放送された初のピーナッツアニメーション『A Charlie Brown Christmas』ですが,それ以前に2つのアニメ化への布石がありました。
ひとつは車メーカーのフォード社のファルコンのいう車のコマーシャルです。
ファルコンのTVコマーシャルやフォード社提供の番組の中でオープニングアニメショーションやショートアニメとして登場したのが,ピーナッツの仲間たちのTVへの初登場となります。
下はyoutubu上で見つけたフォード社提供のアニメですが,説明によると1959年制作ということになっています。1959年だとまだ白黒が主流だと思うので,確かではありませんが,かなり古いピーナッツアニメのようです。
もう一つのピーナッツアニメーションのへの布石は,1963年に制作された幻のドキュメンタリー番組「A BOY NAMED CHARLIE BROWN」なのですが,これについては,このトピックス「ピーナッツのアニメーションは何本作られていますか?」のトップページで詳しく説明していますので,ご覧ください。
このページでは「60年代のアニメーション」の情報をまとめてみました。ただ年表にするだけではつまらないので,コメント&お薦め度も添えました。
1965年12月09日(木) ピーナッツの初めてのアニメーション『A Charlie Brown Christmas』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
1963年制作の初のアニメ&ドキュメンタリー「A BOY NAMED CHARLIE BROWN」はスポンサーがつかずにまさかのお蔵入りになってしまいましたが,このドキュメンタリーを見た1965年の5月頃,コカコーラ社がリー・メンデルソンにクリスマス用特番の企画の有無を問い合わせて来ました。メンデルソンは,「もちろん,(企画は)ある!」とはったりをかまし,その裏で短時間で企画を練り上げたのが,この「A Charlie Brown Christmas」なんだそうです。
結果,視聴率45%いう大ヒット,50年以上たってもクリスマスシーズンには再放送されるアニメーションとなりました。
コメント:ビィーボディ賞,エミー賞受賞作品。1作目ということでこの後の他の作品とはムードが違います。ちょっと説教くさい。
お薦め度:まぁまぁ。でも,記念の作品として見ておきたいですね。
関連本:このアニメーションのメイキング本が放送から35年経過した2000年に発売になりました。Harpercollins社「A Charlie Brown Christmas: The Making of a Tradition」という本です。すでにスタンダードな人気があることがわかります。
THE WORLD PUBLISHING COMPANY社「A Charlie Brown Christmas」,Random House Book社「A Charlie Brown Christmas」,TSURU ピーナツ(SNOOPY)絵本(鶴書房盛光社)「チャーリーブラウンのクリスマス」 ,鶴書房「カラー版ピーナッツ 12 メリークリスマス! スヌーピー」 その他にもGOLDEN BOOK社等で出版された絵本があります。
1966年6月06日(月) ピーナッツのアニメーション『Charlie Brown's All-Stars 』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:ずいぶん小さい頃から,この絵本を持っていたんですが,アニメそのものは2000年以降にDVDを入手するまで見たことがありませんでした。できれば昔なつかしいのチャーリーブラウン=谷啓,ルーシー=うつみみどりの吹き替えで見たかったものです。
お薦め度:まぁまぁ(見たら,まぁまぁでした)
関連本:THE WORLD PUBLISHING COMPANY社「Charlie Brown's All-Stars」,TSURU ピーナツ(SNOOPY)絵本(鶴書房盛光社)「チャーリーブラウンオールスター」 ,鶴書房「カラー版ピーナッツ 8 みんなあつまれ! スヌーピー 」 その他にもGOLDEN BOOK社等で出版された絵本があります。
1967年6月12日(月) ピーナッツのアニメーション『You're In Love, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:このアニメも小さい頃から絵本を持っていて,さんざん読んでいたのですが,実際に視聴したのはつい最近です。ペパーミントパティがチャーリーブラウンとルーシーとの逢い引きをセッティングするのが絵本よりもアニメーションで見た方が面白くて,笑えます。恋に悩むチャーリーブラウンというのはピーナッツらしくていいです。
お薦め度:おすすめ
関連本:THE WORLD PUBLISHING COMPANY社「You're In Love,Charlie Brown」,TSURU ピーナツ(SNOOPY)絵本(鶴書房盛光社)「恋してるんだよ,チャーリーブラウン」 ,鶴書房「カラー版ピーナッツ 3 あなたがすきよ チャーリーブラウン」 その他にもGOLDEN BOOK社等で出版された絵本があります。
1968年2月14日(水) ピーナッツのアニメーション『He's Your Dog, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:スヌーピーが主役の初めての作品ですが,後の作品のように原作を離れたドタバタしたものではありません。スヌーピーのいや~な犬ぶりがいいです。
お薦め度:おすすめ
関連本:THE WORLD PUBLISHING COMPANY社「He's Your Dog, Charlie Brown」,TSURU ピーナツ(SNOOPY)絵本(鶴書房盛光社)「キミの犬だぜ,チャーリーブラウン」 ,鶴書房「カラー版ピーナッツ4 スヌーピーのいたずらだいさくせん」 その他にもGOLDEN BOOK社等で出版された絵本があります。
1969年9月27日(土) ピーナッツのアニメーション『It Was a Short Summer, Charlie Brown』が放送される(ピーナッツのアニメーション)
コメント:ライナスの回想から始めるというおもしろい作りです。きっと放送された日(9月27日)も関係しているのでしょう。この題名は最後にライナスがいう台詞から来ているのですが,ピーナッツらしいいい台詞です。
お薦め度:まぁまぁ
関連本:THE WORLD PUBLISHING COMPANY社「It Was a Short Summer, Charlie Brown,TSURU ピーナツ(SNOOPY)絵本(鶴書房盛光社)「短い夏だったね,チャーリーブラウン」 ,鶴書房「カラー版ピーナッツ10 スヌーピーのなつやすみ」
1969年12月04日(木) ピーナッツの初めての映画"A Boy Named Charlie Brown(チャーリーブラウンという名の男の子)"が上映される。
コメント:TVのアニメーションの成功を受けて,ついにピーナッツも劇場アニメとなりました。チャーリーブラウンがちゃんと主役をしています。今見ると,音楽シーン(アメリカ国家・シュローダーの弾く月光など)妙に間延びしてます。ピーナッツの仲間たちも歌っちゃいます。ディズニー映画を意識したんでしょうか。左の画像は映画のポスターです。
お薦め度:おすすめ
関連本:Holt, Rinehart & Winston社「A Boy Named Charlie Brown」鶴書房「カラー版ピーナッツ5・6 スヌーピーとチャーリー」