★クリスマスのお話にはどんなものがありますか?
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日本でも知らない人がいない「クリスマス」は,もともとはキリストの誕生を祝う宗教行事です。なので,クリスマスといってもアメリカのクリスマスは日本とは少し雰囲気が違うようです。
まず,日本ではクリスマスというと,24・25日の2日間を指しますが,アメリカでは,11月の終わりの「感謝祭(ThanksgivingDay)」が終わってから年明けまでをクリスマス(ホリデー)シーズンと考えているようです。
また,多宗教の国ということもあって,最近では「メリークリスマス」というあいさつを嫌って,「ハッピーホリデー(Happy Holidays)」や「シーズンス・グリーティングス(Seasons Greetings)」という言葉もよく聞かれます。
ちなみに,アメリカで「ホリデー」とはクリスマスからお正月にかけての期間を指すので,お正月まで使えるあいさつです。「シーズンス・グリーティングス」は、クリスマスカードに書くお決まりの文句になっているようです。
さて,アメリカのクリスマスは、日本で言えばお正月のようなものだそうです。クリスマスには,アメリカ中・世界中に散らばる親戚が集合し,クリスマスイブの夜には,豪華な食事を囲んで,今年の出来事やこれからのことを話し合いながら過ごします。 すっかり恋人達の夜となってしまった日本とはずいぶん違いますね。
そして,25日のクリスマスの日,ゆっくりと時間が過ぎます。教会に行くこともありません。お店はどこも閉まっているので,家でのんびり過ごして,クリスマスには何もしないのが基本です。
まるで,アメリカのイブは日本の大晦日,25日は日本の元旦ですね。クリスマスカードが年賀状といったところでしょうか。日本ではクリスマスケーキとチキンというのがクリスマスの定番メニューですが,アメリカでのクリスマスメニューというと,「七面鳥・牛肉・羊肉」の料理ということのようです。特に敬虔なキリスト教の家庭では,キリスト教での「お供え物の食べ物」に当たる羊肉が食卓に上ることが多いようです。
そして,クリスマスプレゼントですが,日本では一人に一個,クリスマスプレゼントを上げますが,アメリカでは一人に何個も上げます。2~3個が相場だということです。この辺りはピーナッツの中の「今年は1つしかプレゼントくれなかったのね」なんていうセリフにも表れていますね。もらったプレゼントは,25日の朝までクリスマスツリーの下に置きます。クリスマスになると、家族皆で一斉にプレゼントを開けます(スヌーピーは時々クリスマスまで待ちきれずプレゼントを開けてしまっていたようですが)。開ける時,日本では,包装紙が破れないように丁寧にはがしますが,アメリカでは,豪快にビリビリ破りながら開けます。ビリビリ破るだけ「そのプレゼントを貰って嬉しいな~」という気持ちを表すそうです。
さて,クリスマスに関連するお話の紹介をします。このページの上の表から各年代のクリスマスエピソードをまとめたページへ行けます。見たい年代をクリックしてみてください。
ここの年表を見て,「クリスマスのコミックをまとめて読んでみたい」と思った人にお薦めなのが,2002年に発売された『A PEANUTS CHRISTMAS』(ピーナッツの図書館に紹介ページがあります。覗いてみてくださいね)という洋書本です。タイトル通りクリスマスに関連するストリップがたくさんまとめられています。